地盤安心造工法(アクパド工法)
地盤調査とは ?
地盤調査とは、住宅などの構造物を建てる前に、その住宅を支える地盤の軟弱度合いを調べることです。一般に用いられる方法にはおもりを貫入させることによって地盤の強弱を知る、スウェーデン式サウンディング試験、実際に土をサンプリングして土の強弱とともに、その土の性質を調査するボーリング調査、波の伝播速度を測定して、非破壊で地盤の強弱を調査する表面波探査試験などがあります。
<地盤調査結果事例>
<スウェーデン式サウンディング方式試験の状況>
主な地盤調査の種類
- スウェーデン式サウンディング試験
- 専用の調査機械にて、荷重をかけることにより、鉄の棒を地中に貫入させ、地面の中で固い層や軟らかい層が、どのあたりにどのくらい分布しているのかを調べる試験。
- ボーリング調査
- 実際に孔を掘り、地質の状態を調査する試験。63.5kgのおもりを75cmの高さから落下させ、その衝撃より地盤の強度を測る試験。標準貫入試験とも言う
- 表面波探査試験
- 地盤に直接穴を開けずに、地表から地盤の様子を調べることができる調査方法。地盤をハンマーなどで打撃すると、水面に伝わる波紋のように振動が伝わる。その伝わる速さが、地盤の固さにより異なることを利用し、地中の情報を取得する。
地盤改良ってなに ?
新築の家への入居後に発生する問題点の中で、最も多いのは「水漏れ」ですが、その次に多いのは、何であると思われますか? あまり知られていないことなのですが、それは「地盤の不同沈下」なのです。
不同沈下が起こると、あなたのお住まいに…
- ドアが閉まりにくくなる。
- サッシの鍵がかからなくなる。
- 窓が閉まりにくくなる。
- 排水が流れにくくなる。
- 外壁、内壁に亀裂が入る。
- 基礎に亀裂が入る。
- 家が傾く。
といったような被害が現れてきます。
そして、ここ最近の地盤に関する事故の延びを見ておりますと、もうすぐこの地盤の不同沈下の問題が、ワースト1位になると予測されています。 火災事故は、1,000件に対して4〜5件程度発生するというのが通説ですが、地盤事故はなんと1,000件に10件以上も発生しているという調査結果もあるのです。
このようなことが起こらないために、事前の地盤調査で地盤が軟弱であることが判明したり、地盤の硬さが均一でないと判明した場合に行うのが「地盤改良」なのです。
主な地盤改良工法
現在、戸建て住宅向けとして採用されている地盤改良工法には主に下記のような工法があげられます。
- A:表層改良工法
- セメント系の土質固化材を現地盤の土と混ぜ合わせ、それを締め固めるという方法で施工します。
- B:柱状改良工法
- 軟弱な地盤の層の下にある良好な地盤まで孔を掘り、セメント系固化材を注入し土と混ぜ合わせ、柱状固化させ地盤強化させる工法です。
- C:鋼管杭打設工法
- 住宅の荷重を杭を介して強固な地盤に伝えることで支持力を得る、及び沈下を抑制させる工法です。